2015年度(平成27年度)


12月例会(第162回例会)

日にち:平成27(2015)年12月12日(土)・13日(日)
会場:愛知県立大学 学術交流センター多目的ホール

【第1日目】
シンポジウム「山寺をめぐる道と山寺に遺された書物―地方の文化遺産から見えるもの」
〈司会〉中根 千絵氏(愛知県立大学)
山寺における文字文化の形成と発見―三河国普門寺の文化遺産
上川 通夫氏(愛知県立大学)
普門寺縁起をよむ―中世一山寺院の宗教空間
阿部 泰郎氏(名古屋大学)
高野山を結界する山林寺院―縁起・仏像から復元する地域史
大河内 智之氏(和歌山県立博物館)
※図書館展示「愛知県史展」
(愛知県立大学 長久手キャンパス図書館1階ロビー)
【第2日目】
バスツアー・史資料見学
舟形山普門寺
〈解説〉上川通夫(愛知県立大学)

9月例会(第161回例会)

日にち:平成27(2015)年9月27日(日)
会場:根津美術館

「女院と尼僧の信仰の軌跡 根津美術館蔵「春日若宮大般若経」をめぐって」
〈オーガナイザー〉近本 謙介氏(筑波大学)
〈コメンテーター〉阿部 泰郎氏(名古屋大学)
春日若宮大般若経および春日厨子―作品と研究史
白原 由起子氏(根津美術館)
一筆経としての「春日若宮大般若経」―尼浄阿の書風
松原 茂氏(根津美術館)
尼浄阿一筆書写大般若経の転読料所と安置空間
藤原 重雄氏(東京大学史料編纂所)
大般若経と春日若宮信仰――女院と尼僧の鎌倉仏教史
近本 謙介氏(筑波大学)

大会

日にち:平成27(2015)年6月27日(土)・28日(日)
会場:二松學舍大学 九段キャンパス1号館地下2階中洲記念講堂

【第1日目】
講演会「仏教説話の流れ」
『日本霊異記』をどう捉えるか―自土意識(国家意識)の視点から
多田 一臣氏(二松學舍大学)
対外観の中の仏教説話と説話集
荒木 浩氏(国際日本文化研究センター)
仏法の語り方―『発心集』から見た仏教文学の流れ
伊東 玉美氏(白百合女子大学)
【第2日目】
研究発表
「隠者」という語について
劉 瀟雅氏(二松學舍大学大学院博士後期課程)
『発心集』神宮本独自説話について―山王関係説話を中心に―
李 曼寧氏(大谷大学真宗総合研究所嘱託研究員)
催馬楽「同音」関連話の諸相―『枕草子』『古今著聞集』『教訓抄』など―
本塚 亘氏(法政大学大学院博士後期課程)
国文学研究史の再検討 ―『今昔物語集』〈再発見〉の問題を中心に―
杉山 和也氏(青山学院大学大学院博士後期課程)
ベトナム李朝における帝位継承と仏教―徐道行の転生譚を中心に―
佐野 愛子氏(明治大学大学院博士後期課程・日本学術振興会特別研究員)
後鳥羽院と神護寺所領問題―『古今著聞集』と『平家物語』の文覚説話―
旅田 孟氏(大阪府立大学大学院博士後期課程)
林羅山『本朝神社考』の典拠と引用標示について―羅山の学問と近世前期学問史の一隅をめぐって―
野上 潤一氏(日本学術振興会特別研究員)
「わが事」としての近世説話―地方社会における『本朝故事因縁集』
南郷 晃子氏(神戸大学国際文化学研究推進センター研究員)
醍醐寺焔魔王堂再考―成賢による冥府儀礼空間の構築
阿部 美香氏(昭和女子大学〈非〉)
『中外抄』にみる言談の〈場〉の諸相
田中 宗博氏(大阪府立大学)

4月例会(第160回例会)

日にち:平成27(2015)年4月25日(土)
会場:大妻女子大学 千代田校舎大学校舎A棟1階155教室

シンポジウム「モノノケの宗教・歴史・文学」
〈司会〉小井土 守敏氏(大妻女子大学)
囲碁・雙六によるモノノケの調伏―中世前期を中心として―
小山 聡子氏(二松學舍大学)
“託宣”の史料的検討―平安時代を中心に―
上野 勝之氏(国際日本文化研究センター共同研究員)
モノノケの憑依をめぐる心象と表現
森 正人氏(熊本大学名誉教授)
ディスカッション
小山 聡子氏・上野 勝之氏・森 正人氏