説話文学会賞 



説話文学会賞は、若手の説話文学研究者(満四十歳以下)の優れた業績の顕彰と、今後の研究活動の奨励を目的として、以下のように創設されました
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説話文学会賞規程より
一、目的
本賞は、若手の説話文学研究者の優れた業績を顕彰し、今後の研究活動を奨励することを目的とする。
二、受賞対象者
受賞者は、受賞対象業績の発表年に四十歳以下であることを原則とする。
三、受賞対象業績
賞対象業績は、当該年度に発行された説話文学研究にか
かわるものとする。四、選考委員会
(一)選考委員会は、説話文学会委員会によって選出された四名によって構成される。
(二)選考委員長は、選考委員の互選により選出する。
(三)選考委員の任期は二年とし、毎年、半数を改選する。なお、重任は妨げない。
五、授与と公表
本賞は、大会において授与を行い、『説話文学研究』において公表する。
六、正賞と副賞
本賞は、正賞と副賞からなる。
(一)正賞 賞状
(二)副賞 賞金
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歴代の受賞者・受賞対象業績は以下の通りです

◇第六回(大会2024年6月)
・粂汐里
『中世語り物文芸の研究――信仰・絵画・地域伝承―』(三弥井書店 二〇二三年二月)

◇第五回(大会2023年7月) 
・向村九音
『創られた由緒 近世大和国諸社と在地神道家』(勉誠出版、二〇二一年五月)
・高陽
『説話の東アジア 『今昔物語集』を中心に』(勉誠出版、二〇二一年十月)

◇第四回(大会2022年6月)
・川上知里
『今昔物語集攷 生成・構造と史的圏域』(花鳥社、二〇二一年三月)
・辻晶子
『児灌頂の研究――犯と聖性』(法蔵館、二〇二一年二月)

◇第三回(大会2021年6月)
・目黒将史
『薩琉軍記論――架空の琉球侵略物語はなぜ必要とされたのか―』(文学通信 二〇一九年一二月)

◇第二回(大会2020年6月)
該当者なし

◇第一回(大会2019年6月)
・猪瀬千尋
『中世王権の音楽と儀礼』(笠間書院 二〇一八年三月)